活 動 日 誌


2005年5月21日(土)・22日(日)
 特定非営利活動法人ふれあい富士主催(東京ハンディキャブ連絡会企画)による移送サービス運転協力者講習会を開催しました。インストラクターとして、伊藤(事務局長)、中村(個人会員)、秋山(移動サポートひらけごま)を派遣し、また埼玉県移送サービスネットワークより鈴木氏(桶川ドライバーズクラブ)の協力をいただきました。福祉有償運送許可基準(ガイドライン)にもとづく講習会としては、静岡県内で初めての開催です。今回はふれあい富士を中心に、8団体の運転協力者26名の方が参加されました。静岡県では、浜名郡雄踏町で1団体に福祉有償運送許可がおりただけで、他の地域では福祉有償運送運営協議会の設置が進んでいませんが、県に対して設置促進を働きかけるとともに、講習会を続けて開催する予定です。

2005年5月20日(金)
 名古屋で開催された「ウェルフェア2005」を見学してきました。今回は、会場となっているポートメッセなごやが、名古屋駅からの直通となるあおなみ線が開通し、交通が便利になるとともに、「光触媒環境産業展」と同時開催で、昨年より展示スペースを広げました。「ウェルフェア」はトヨタ自動車の地元ということもあり、福祉車両の展示スペースが広いのと、地場の福祉関連企業の出展が多いという特徴があります。大規模な福祉機器展としては、毎年大阪に続いて2番目の開催となり、開催日が近いため、福祉車両の展示内容は、ほぼ同じ内容となっています。

2005年5月16日(月)午後
 「ガイドライン」が昨年の3月に通達され1年が経過していますが、地方自 治体による運営協議会の設置が進まない現状を踏まえ、移送・移動サービス地 域ネットワーク団体連合会と移動サービス市民活動全国ネットワーク、市民福 祉団体全国協議会の移送サービスに関係する全国団体では、「運営協議会設置を 求める全国統一要請行動」を行うことになりました。東京ハンディキャブ連絡 会は、東京都の取りまとめ団体として、東京都健康福祉局に対して、要請書を 提出しました。提出には、東京ハンディキャブ連絡会代表の阿部の他、たすけ あい大田はせさんず代表の坂口氏、ケアセンター八王子代表の西本氏が同行し ました。また提出署名団体としては、東京ハンディキャブ連絡会及び都内団体 会員の他、9団体の連名となりました。東京都では運営協議会の設置が進まな い区市町村に対して、共同設置を働きかけており、今後も市民団体と協調して 設置を図っていきたいとの説明がありました。

2005年5月14日(土)・15日(日)
 わっこ自立福祉会主催し、長野県ハンディキャブ連絡会が実施した移送サー ビス運転者研修会に、講師として、事務局長の伊藤を派遣しました。長野県ハ ンディキャブ連絡会が実施する研修では、カリキュラムのオプションとして「 傾聴とコミュニケーション」を取り入れています。また今回は警察による安全 運転講習と消防による普通救命講習を組み込み、充実した内容でした。運転実 技の時間に大雨となりましたが、雨の中でも受講生の方は熱心に取り組んでい ました。連合会に参加する地域ネットワーク団体では、相互にインストラクタ ーを派遣・協力して、運転協力者講習会を開催しています。

2005年5月13日(金)午後
 日本財団が開催した2005年度の助成対象福祉車両の展示会を見学して きました。この展示会は、13日(金)と14日(土)の2日間、東京の平 和島競艇場を会場に、初の企画として実施されました。競艇場を会場にした のは、日本財団が競艇の収益金をもとに運営されているからです。会場には 東京近郊だけでなく、北海道などからも市民団体の皆さんが来場されていま した。目を引いたのは、新型ハイエースのスーパーロングワイドタイプの車 いす4名仕様でしたが、残念ながら市民団体向けの助成対象車両にはなって いませんでした。

2005年5月13日(金)午前
 川崎市麻生区社会福祉協議会が実施した「移送ボランティア養成講座」に、 講師として、事務局長の伊藤を派遣しました。麻生区への講師派遣は、3回目 になります。この講座は2日間に渡って開催されますが、運転ボランティアに 関心のある方を募って開催されるもので、全講座受講後に改めて運転ボランテ ィアの登録をしてもえるかどうか希望を聞く形式を取っています。市民団体で 実施する、入会後の入門講座や初級講座とは位置付けが異なるため、講義内容 にも工夫が必要です。社会福祉協議会では、このような形式の講座を開いて、 運転ボランティアを募集しているところがあります。

2005年4月25日(月)
 東金ケアさわやかと千葉県社会福祉協議会が開催した「高齢者・障害者を対 象とした移送サービスの学習会W」に、講師として、事務局長の伊藤を派遣し ました。この学習会は2002年から千葉県内で移送サービスを実施している 市民団体や社会福祉協議会を対象として継続的に開催しているもので、今回は「 ガイドライン」通達後1年が経過し、千葉県内でも運営協議会の立ち上げや福 祉有償運送許可が出始めていることを踏まえて、今後の福祉交通のあり方と運 営協議会の事例や動向、千葉県の対応方針や運輸支局による説明を内容としま した。最後に「千葉県移送サービス連絡会(仮称)」の提案がされ、賛同を得 ました。なお、午前中には、「ガイドライン」基礎講座も開催しましたが、こ ちらも多くの方が参加され、「ガイドライン」そのものの周知もまだまだ必要で あることが感じられました。

2005年4月16日(土)〜17日(日)
 移送・移動サービス地域ネットワーク団体連合会が主催する合宿型運転協力 者講習会に、インストラクターとして、事務局長の伊藤、世田谷ミニキャブ区 民の会の荻野、ひいらぎ移送サービスの林を派遣しました。この講習会は、2 004年度から多くの運転協力者の皆さんに受講していただくために企画され ましたが、好評のため、今年度も各自動車メーカー等の協力をいただきながら 2ヶ月に1度開催されます。今回は、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静 岡県、三重県から参加がありました。夜に企画されている情報交換会が好評で した。連合会では、インストラクターを養成するとともに、参加する地域ネッ トワーク団体により各地で運転協力者講習会を開催しています。

2005年4月15日(金)午後
 八千代市社会福祉協議会、八千代市身体障害者福祉会、特定非営利活動法人 にじと風福祉会が合同でおこなった「ガイドライン」勉強会に、講師として、 事務局長の伊藤を派遣しました。八千代市では運営協議会の設置を予定しており、 申請を予定している団体が、事前に「ガイドライン」について勉強をするため に開催されました。自治体の担当者の方も出席され、3時間で、経緯から通達 の詳細まで、細かい内容まで踏み込んだ勉強会となりました。

2005年4月14日(木)午前
 練馬区役所で開催された、練馬区福祉有償運送運営協議会幹事会を事務局長 の伊藤が傍聴しました。この幹事会は、運営協議会の本会議では、時間の制約 などで、充分な話し合いができないことを解消するために、第2回の運営協議 会の際に設置が決まりました。 話し合いの内容は、許可申請をしている団体 の内容についての意見交換が中心となっていました。運営協議会と違い、傍聴 者も発言できるとの趣旨でしたが、実際には委員と申請団体のメンバーとのや りとりがほとんどで、他の人の発言はほとんどありませんでした。